当院では’20年9月までに30頭の糖尿病症例に連続血糖測定装置のFree Style リブレ(Abott ジャパン:以下リブレ)を使用しています。今回はこれらの使用経験から、この器機による糖尿病治療の […]
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糖尿病講座13 : 糖尿病治療に新風① −連続血糖測定装置−
2017年9月に保険収載されてヒトの糖尿病治療で使用されている連続血糖測定装置のFree Style リブレ(Abott ジャパン:以下リブレ)が最近犬や猫でも応用されるようになっています。当院でも現在(2020年9月) […]
糖尿病講座12 : インスリンは今やアナログ製剤が主流!!
糖尿病講座8,9でインスリン製剤についてお話をしましたが、それ以降また新しいインスリンが開発されています。2018年現在、当院で使用しているインスリンは以下の通り。 以前より2種類増えて、8種類のインスリンを症例や病態に […]
糖尿病講座11 : インスリンの選択は犬だからNPH、猫だからグラルギン!?
糖尿病講座を始めた頃と現在ではインスリンの種類がまた変わっています。インスリン製剤の進歩は本当にめざましい物があります。私も全てを使用してみているわけではありません。現在当院で使用しているインスリンは5種類でこれを使い分 […]
糖尿病講座10 : 理想は強化インスリン療法!
第1世代から第3世代へと続いてきたインスリン製剤の進化の原動力は、「正常人の正常なインスリン分泌パターンを再現したい。」という治療理念にあります。この正常なインスリン分泌パターンの再現を目指したインスリン療法を “強化イ […]
糖尿病講座 番外編 : インスリン製剤に変化が・・・・
インスリン製剤に変化が・・・・なんと、インスリン製剤シェアNo.1のノボ社がヒトインスリン製剤のうちカートリッジ式のペンフィルシリーズの製造・販売を終了してしまったのです。 バイアルのノボリン製剤と使い捨てのペン型製剤は […]
糖尿病講座9 : インスリン製剤にはいろいろな種類があります。(その2)
前回に引き続きインスリン製剤のおはなしです。インスリンはタンパク質よりももっと小さいペプタイドホルモンというもので51個のアミノ酸が結合して出来ています。さらにインスリンは6つの分子が結合すると結晶化して安定化する性質を […]
糖尿病講座8: インスリン製剤にはいろいろな種類があります。(その1)
インスリン製剤にはいろいろな種類があります。犬や猫の糖尿病はその治療にインスリン製剤を使用しますが、そのほとんどすべてがヒト用の製剤を使用しています。 ヒト用のインスリン製剤は長年の研究によりその歴史は大きく3つの世代に […]
糖尿病講座7 : 猫の糖尿病は膵炎から
糖尿病はインスリンが欠乏もしくは効かなくなることで起きる病気です。このインスリンは膵臓にあるランゲルハンス島のβ細胞から分泌されます。ですから膵臓自体に何らかのダメージが加わった場合糖尿病になってしまう可能性があり、その […]
糖尿病講座6 : 日本で一番古い糖尿病患者さんは光源氏???
インスリンとは胃と十二指腸にくっついて肝臓と隣り合わせに位置している膵臓のランゲルハンス島から分泌される血糖値を下げるホルモンです。 実は体の中で血糖値を上げるホルモンはいくつかあるのですが、下げるホルモンはインスリンだ […]