糖尿病講座12 : インスリンは今やアナログ製剤が主流!!

糖尿病講座8,9でインスリン製剤についてお話をしましたが、それ以降また新しいインスリンが開発されています。
2018年現在、当院で使用しているインスリンは以下の通り。

以前より2種類増えて、8種類のインスリンを症例や病態により使い分けています。
このうち赤字で書かれている4種類が第3世代となるインスリンアナログ製剤です。
使用頻度として増えてきているのは、トレシーバという一番最近に発売されたインスリンで、主に猫に使用します。
どちらかというと効果が“弱い”インスリン製剤で、入院してインスリンの効果を調べる血糖曲線の作成をできないような症例の第一選択として使用しています。
そして、インスリン製剤自体も専用の注射器を使用して注入するタイプから、ダイヤルを回して必要量を投与できる、使い切りのプレフィルド型やカーリッジ式のペン型が主流となってきています。

写真はノボ社のペン型製剤で、インスリンもほとんどの種類がラインナップされています。
注入器も0.5単位毎に投与量を調節でき、“いつ”、“何単位”注射したかが分かる優れものです。
ただし、使用にはちょっとしたコツがいります。

詳しくは糖尿病講座 動画を参考にして下さい。