糖尿病講座 番外編 : インスリン製剤に変化が・・・・

インスリン製剤に変化が・・・・
なんと、インスリン製剤シェアNo.1のノボ社がヒトインスリン製剤のうちカートリッジ式のペンフィルシリーズの製造・販売を終了してしまったのです。

バイアルのノボリン製剤と使い捨てのペン型製剤は今のところ販売されているのですが、ヒト糖尿病のインスリン製剤は遺伝子組み換えをしたインスリンアナログ製剤が主流になっていくと言うことなのでしょう。
糖尿病を勉強するようになってから、インスリンの世代が第1世代から第2世代へ、そして第2世代から第3世代へと変わっていくのを目の当たりにするのは感慨深いものがあります。
と、グズグズとこの号を書いていたら、今しがたノボ社の担当者が来られて「ご覧のインスリン製剤が販売終了となります。」とパンフレットを差し出されました。
やはり終売となるのは第2世代のヒトインスリン製剤で、これにより第2世代のラインナップは使い捨てのペン型製剤(ノボリンフレックスペン)が3種類残るだけとなりました。
早速、終売となってしまう製剤の買い占めに入ります。

これから第3世代のインスリンアナログ製剤台頭の時代となります。
今のところ当院では第3世代を使ってコントロール可能な患者様ばかりですが、今後糖尿病動物(特に犬に対しての使用報告は少ない。)に対するインスリンアナログ製剤の評価が出てくることになるでしょう。