循環器科について
ヨークシャテリア、マルチーズ、シーズーなどの小型犬とキャバリア、ミニチュアシュナウザー、柴犬などの中型犬では、更年期に一番多い疾患が心不全です。
特に、左心房と左心室の間にある僧帽弁の閉鎖不全症がそのほとんどを占めます。
心不全の診断および治療にはレントゲン、心電図のほか、超音波の各検査を行います。
当院では心臓内の血流を観察するドプラー解析法を用いた超音波検査を中心に行っています。
この超音波検査法によって診断と共に心機能の評価を行って最適な薬物の選択をし、定期的な検査により治療の評価を行っています。
そして大学と連携して常に新しい検査法と治療法を導入し、定期的に専門医を招いて、ディスカッションを行ったり、実際に患者さんをお預かりして診断や治療の評価をしています。