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遠隔診療による診察

遠隔診療による診察

遠隔地のため来院不可能な糖尿病症例の飼い主様から、たびたび診療の依頼をいただきます。遠隔診療では五感を使用した診察が大きく制限されることによる診断精度の低下、病態の把握に時間を要する等の診療実務上の懸念、さらには、獣医師法及び「愛玩動物における遠隔診療の適切な実施に関する指針」を踏まえた適正な診療行為実施の観点から、当院ではV to V(獣医師対獣医師)形式にて遠隔診療をご提供することにいたしました。

V to V(獣医師対獣医師)形式とは、当院とかかりつけの先生との間でコンサルティング契約を結ばせていただき、かかりつけの先生へのアドバイスを通じて、血糖コントロールの良化等,糖尿病の症状改善を目指していくものです。

具体的には、まず、当院とかかりつけの先生の病院をZoomでつなぎ、かかりつけの先生と飼い主様にご出席いただいた上で、初回の三者カウンセリングを実施し、病態の把握と、治療方針に関するアドバイスをいたします。その後も症例の状態を継続的に直接把握しておられるかかりつけの先生と情報共有しつつ、かかりつけの先生に対して糖尿病治療に関するアドバイスをいたします。かかりつけの先生には、このアドバイスをもとに対面診療を行っていただきます。これにより血糖コントロールの良化とQOLの改善を目指してまいります。

この主旨をご理解いただいた上で、ご利用くださいますよう、お願いいたします。

遠隔療法による診察のご案内

1.お申し込み

当院の遠隔診療の仕組み及び趣旨をご理解いただけましたら、かかりつけの先生から「遠隔診療の依頼」に必要事項をご記入の上でお申し込みいただくことになります。

2.必要書類の送付

お申し込みをご確認いたしましたら、かかりつけの先生(4部)と飼い主様(2部)宛の書類をかかりつけの先生へメールにて送付いたします。

かかりつけの先生宛書類
  1. かかりつけの先生へ(ご説明文)
  2. 経過報告書
  3. EXCE形式の各検査フォーマット
  4. コンサルタント業務契約書
飼い主様宛書類
  1. 飼い主様へ(ご説明文)
  2. カウンセリングシート

その際に「三者参加の初回カウンセリング」および「同準備のための事前打ち合わせ」それぞれの候補日時をご案内いたしますので、「経過報告書」の所定欄にご希望日時をご記入頂きます。
カウンセリングは原則として外来時間外の日曜・祝日の午後に行います。

ご記入いただけましたらメール(info@alma-ah.com)にてお送り下さい。

3.三者参加のカウンセリング日程の決定

必要書類のご返送をご確認いたしましたら、初回カウンセリング及び事前打ち合わせの具体的な日時をメールにてお知らせいたします。

4.三者参加によるカウンセリング

初回カウンセリングは、当院、かかりつけの先生、飼い主様のご参加の下、当院とかかりつけの先生の病院をZoomを利用してつなぎ、We b形式にて行います。実施にあたり、当院からご招待メールをお送りいたします。

カウンセリングは1時間前後を予定しております。
カウンセリングでは病態の確認・把握、治療法の相談の2つを行います。

病態の確認・把握糖尿病はいろいろな合併症・併発症が多く、インスリン抵抗性を引き起こします。このため病態の確認と把握を行います。この際に必要な検査等がありましたら、かかりつけの先生にお願いいたします。
治療法の相談協議の上、食事内容や回数、インスリン製剤の選択や投与量などの決定・調整をいたします。

これらの治療については、飼い主様の生活様式にできるだけ無理のない内容のご提案をいたします。

インスリン製剤使用方法

インスリンの準備から投与方法などのレクチャーを行います。繰り返しご確認いただけるように”動画講座“を準備しております。

ご質問・ご要望

今後の治療方針につき、ご不明な点やご希望等がございますようでしたら、かかりつけの先生を通じてご相談をお受いたします。

5.フリースタイルリブレによる血糖コントロールの観察と調整

カウンセリングの結果を受けて、フリースタイルリブレを使用した血糖コントロールの良化を目指します。

  1. フリースタイルリブレのセンサー装着:かかりつけ病院にてお願いいたします。
    装着方法の動画 “フリースタイルリブレ;センサーの装着方法”をご用意しております。
    ご要望に応じてお送りしますので、お知らせ下さい。
    猫, 屋内, 座る, フロント が含まれている画像

自動的に生成された説明テーブルに置かれた携帯電話

自動的に生成された説明
  2. フリースタイルリブレのリーダーの設定:スマートフォンに専用のアプリケーション(リブレリンク)をダウンロード(アプリストアでのダウンロードをお願いします。) して設定を行ない、リーダーとして使用いたします。測定された血糖の推移はクラウドシステムを通じて、当院でもリアルタイムにモニターたします。
    リブレリンクの設定方法“フリースタイルリブレ;リーダーの設定方法”をご用意いたしております。
  3. 血糖コントロールの調整はかかりつけの先生へのコンサルティングという形で行います。
    1. 血糖の推移は毎日観察して、必要に応じて食事およびインスリン療法の調整を行います。
    2. 調整のご連絡はかかりつけの先生宛のメールとし、CCにて飼い主様へもお知らせいたします。
    3. 飼い主様からのご返信、ご質問はかかりつけの先生宛とし、CCにて当院へもお知らせいただきます。
    4. 血糖コントロールの調整過程で、WEB形式のカウンセリングを必要と判断した際には、かかりつけの先生とご相談の上で再度おこなう事があります。

6.血糖コントロール安定後の管理

  1. 血糖コントロールが安定しましたら、フリースタイルリブレでの観察を終了します。以降の管理はかかりつけの先生にお任せいたします。このタイミングに関してはご相談いたします。
  2. ご希望により継続した管理も承ります。
  3. 血糖コントロールが再び不安定になるようでしたら、再度フリースタイルリブレによる検証を行います。